タリフ

旅行事業者への○○無しの営業は、○○無しの就職活動と同じ

「地域の観光コンテンツを知ってもらいたい」

「旅行者を送客してもらいたい」

そう思って、旅行事業者向けにファムトリップ(視察旅行)を実施したり、商談会をしたり、名刺交換をしたり——
そんな営業活動をされているDMO、観光協会、自治体、個人や事業者の方は多いのではないでしょうか?

けれども、どんなに熱意を持って伝えても、その場では旅行事業者からも高評価で盛り上がっても、その後なかなか話が進まない…。
実はその原因の多くが、旅行事業者が必要とする「タリフ」が用意されていないことにあったりします。

「タリフ」ってなに?

タリフとは?タリフの基礎知識に関しては、こちらをご覧ください。

旅行事業者へのタリフ無しの営業は、履歴書無しの就職活動と同じ

弊社ではタリフを就職活動時の履歴書に例えることがありますが、採用担当者が履歴書無しでは採用の検討ができないように、旅行事業者はタリフ無しでは問い合わせや依頼を検討したり、ツアーに組み込んだりすることが困難になります。

一般向けのパンフレットやチラシを渡されて終わりということが多いですが、そこには送客手数料や精算方法、バスの駐車場など、旅行事業者が必要とする情報は記載されていません。

DMO、観光協会や自治体の方からは、「そういった情報は直接各事業者様にお問い合わせください」とよくご案内いただきます。

しかし、インバウンド観光客数が過去最高を更新し続け、一部地域ではオーバーツーリズムも問題になっている中、慢性的な人手不足に悩む旅行事業者は、ただでさえ既存業務や日々の旅行者対応に追われており、新たな情報収集に時間を割くのは非常に難しいというのが現状です。

そのため、多くの旅行事業者はその時点で「面倒だな」と検討をストップしてしまい、ご準備いただいた資料も社内で十分に共有されることなく、後で見返されることも少ないまま、結果的にまとめて廃棄されてしまうことがよくあるのです。

「商談をしても、パンフレットを送っても、相手から音沙汰が無い..。」

という場合は、その背景にこうした事情があったりするのです。

初めて書いたタリフが通用しにくい理由

予備知識や経験がほとんどない方にとって、最初に書くタリフは自己流になりがちです。

旅行事業者が本当に欲しい情報や、響く紹介文や適切な説明が盛り込まれたタリフでなければ、最後まで目を通されることなく終わることもあります。

これでは受注にはなかなかつながりませんね・・・。

履歴書でも、初めて書いたものよりも、採用側の視点を知っている人から添削を受けた履歴書の方が、当然ながら採用率は高くなります。

弊社のタリフ作成支援の経験からすると、初心者でもだいたい平均3回の添削で、ほとんどの旅行事業者に通用する水準には仕上がります。

「こう書けば伝わりやすい」「ここは誤解されやすい」といった実務の知見が加わることで、観光コンテンツの受注率や、受注までのスピードも上がってきます。

観光コンテンツの内容自体は良くても、タリフの書き方が不十分で、きちんと伝わるものに仕上がっていないことも、残念ながら多々見受けられます。

観光コンテンツのタリフを作成したい、既存のタリフをブラッシュアップしたいDMO、観光協会、自治体、個人・事業者の方へ

弊社では、タリフの基礎講座から作成・添削の支援や代行も行っています。

観光コンテンツを作っただけでは終わらせず、しっかり販路開拓につながるタリフ整備のお役に立てれば幸いです。

まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

【関連実績(一例)】

・令和7年度「文化財保存活用地域計画等連絡協議会」観光コンテンツの販路と準備の基礎知識 講師(文化庁 文化資源活用課)

・第6回 和歌山DMO勉強会(和歌山大学観光学部):販路開拓について~旅行会社、ランドオペレーターへの営業について~講師

新しい観光創出セミナー2024 ~西宮市のまちづくり事例をもとに、観光コンテンツ造成、磨き上げ、販路開拓まで一体的に学ぶ~ 開催支援業務(国土交通省近畿運輸局観光部)

大阪観光コンテンツ造成支援事業に関する業務(大阪商工会議所)

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